FAQ

よくある質問

アフリカ諸国

日本人旅行客にビザが必要な主なアフリカ諸国

国名 ビザの取得方法 補足・対応方法
アルジェリア 事前取得(大使館) 日本にあるアルジェリア大使館で申請。時間がかかる場合あり。
アンゴラ 電子ビザ(E-visa) 渡航前にオンライン申請。承認後、到着時にビザ取得。
エジプト 電子ビザ or 到着時ビザ 公式サイトからEビザ申請可能。カイロ空港などで到着ビザも可。
エチオピア 電子ビザ(E-visa) 公式サイトから申請。空港でのビザ取得は廃止傾向あり。
ガーナ 事前取得(大使館) 日本のガーナ大使館で申請。必要書類に注意。
ケニア 電子ビザ(E-visa)のみ 2021年より完全オンライン化。渡航前に必ず申請。
ナイジェリア 事前取得(大使館)またはEビザ 現地でのビザ発給が厳格。事前に日本で取得するのが確実。
タンザニア 電子ビザ or 到着時ビザ 公式サイトまたは空港で申請可。推奨はオンライン申請。
ウガンダ 電子ビザ or 東アフリカ共通ビザ ケニア・ルワンダも訪問するなら共通ビザが便利。
ジンバブエ 電子ビザ or 到着時ビザ 現地空港での取得が可能。オンライン申請で時短可。

ビザ不要(最大滞在期間内)で渡航できる主な国

国名 滞在可能期間 備考
モロッコ 90日 パスポート有効期限が6か月以上必要
南アフリカ 90日 入国時にパスポート残存6か月必要
セネガル 90日 観光目的の場合ビザ不要
ボツワナ 90日
ナミビア 90日
モーリシャス 90日
セーシェル 90日(入国許可証) 到着時に無料で入国許可証が発行される
チュニジア 90日
ザンビア 到着時ビザ or 電子ビザあり 日本人は到着時ビザ取得も可能
ルワンダ 電子ビザ or 到着時ビザ ルワンダのみ訪問ならEビザが便利

便利な共通ビザ:東アフリカ観光ビザ(East Africa Tourist Visa)

対象国 :ケニア・ウガンダ・ルワンダ
有効期間:90日
費用  :およそ100USD(国によって異なる)
申請方法:訪問予定国のいずれかの大使館またはオンライン申請
注意点 :最初に入国する国からビザを取得する必要があります

ビザ料金:
電子ビザや到着ビザの費用は30~100USD程度が目安です。現金払いのみの国もあるので注意が必要です。

アフリカ大陸は広大で、国や地域によって治安状況は大きく異なります。すべての地域が危険というわけではなく、観光地として整備され、安全対策が取られている国や地域も多くあります。たとえば、南アフリカ共和国の一部地域、ナミビア、ボツワナ、ケニア、タンザニア、モロッコなどは、日本人旅行者にも人気のある比較的治安の安定した国です。

とはいえ、日本とは環境が大きく異なるため、以下のようなリスクには十分ご注意ください。

  • 都市部や人が集まる観光地では、スリや置き引きなどの軽犯罪が発生することがあります。貴重品の管理や夜間の外出を避けるなど、基本的な安全対策を心がけてください。

  • 一部の国や地域では、政情不安やテロのリスクが報告されています。当社では、外務省の海外安全情報を常に確認し、該当エリアへのツアー催行は行っておりません。

  • 国によっては、**黄熱病ワクチン接種証明書(イエローカード)**の提示が必要な場合もあります。経由地によって要件が変わることもあるため、当社が出発前に丁寧にご案内いたします。

また、当社のアフリカツアーは現地事情に精通した信頼できるガイドが同行し、安全面にも配慮した行程を組んでおります。緊急時にも対応できる体制を整えておりますので、安心してご参加いただけます。

安全に旅を楽しんでいただくために、渡航前には外務省「海外安全ホームページ」や「たびレジ」への登録もご活用ください。

多くのアフリカ諸国では日本とは異なるタイプの電源プラグと電圧が使われています。国によって仕様が異なりますので、渡航前にご自身の旅行先の情報を確認することが大切です。

主なアフリカ諸国の電源事情(よく訪れる観光地)

国名 プラグタイプ 電圧 / 周波数
ケニア BFタイプ(英式) 240V / 50Hz
タンザニア BFタイプ 230V / 50Hz
南アフリカ共和国 Mタイプ(独自型) 230V / 50Hz
モロッコ C・Eタイプ(欧州式) 220V / 50Hz
ナミビア D・Mタイプ 220V / 50Hz
エジプト C・Fタイプ 220V / 50Hz
セーシェル/モーリシャス Gタイプ(英式) 230V / 50Hz

日本の電化製品を使うには?

  • 日本のプラグ(Aタイプ)はそのままでは使えない国が多いため、マルチタイプの変換プラグをご持参ください。
  • 日本の電圧は100Vのため、対応電圧が「100-240V」の表記がある機器(スマートフォン、カメラの充電器など)であれば変圧器なしで使用可能です。
  • ヘアドライヤーや電気シェーバーなど、一部の機器は電圧が固定されている場合があります。その場合は、変圧器の使用が必要です。
多くのアフリカ諸国では、水道水は飲料には適していません。日本とは水の衛生基準や処理方法が異なるため、現地では必ず市販のペットボトル入り飲料水をご利用ください。

 飲料水に関する注意点

ホテルやロッジでも水道水は飲まないでください。
うがいや歯磨きに使う程度であれば問題ない場合が多いですが、気になる方はミネラルウォーターの使用をおすすめします。
多くのホテルやサファリロッジでは、無料のボトルウォーターが用意されているほか、売店などでも簡単に購入できます。
氷や生野菜(洗浄されていないもの)にも注意が必要です。高級ホテル・ロッジでは衛生管理が行き届いていますが、屋台やローカルレストランでは避けるのが無難です。

 安心のために持参をおすすめするもの

携帯用の浄水ボトルや浄水タブレット(アウトドア用品店などで販売)
ウェットティッシュ・除菌ジェル
整腸剤や胃腸薬(水や食べ物が合わない場合に備えて)

ツアー中の飲料水について

当社のアフリカツアーでは、車内やホテルで安全な飲料水をご用意しております。ツアー中はガイドが適切な飲用水の購入や管理をサポートいたしますので、安心してご参加ください。

アフリカ各国には日本とは異なる衛生環境や感染症リスクがありますが、事前の準備と基本的な予防を行うことで、安全に旅行を楽しむことができます。以下に、代表的な健康対策をまとめました。

 渡航前に検討すべき予防接種

国によっては入国時に接種証明書の提示が求められる場合があります。以下のワクチンは推奨または必要とされています:

黄熱病:一部の国では接種証明書(イエローカード)が入国必須です。下記参照ください。

A型・B型肝炎:汚染された水・食事・血液を介して感染する可能性があります。

腸チフス:衛生環境の整っていない地域では感染リスクがあります。

狂犬病:動物と接する機会が多い方や農村部への訪問予定がある場合に推奨されます。

髄膜炎:サハラ以南の一部地域(髄膜炎ベルト)への渡航者に推奨。

破傷風・ジフテリア・百日咳(Tdap):
基本的な予防接種として最新の接種状況にしておくと安心です。

イエローカードが必要なアフリカの国(主に日本から行く場合)

日本から直接渡航する場合、黄熱病リスク国を経由していない限り、以下の国では「予防接種証明書は通常不要」ですが、以下の国では他国からの経由や入国条件によって提出が必要です。

ケニア :リスク国からの入国者に必要(日本からの直行便なら不要)
ウガンダ :リスク国からの入国者に必要
ルワンダ :リスク国からの入国者に必要
エチオピア:12か月以上の滞在やリスク国からの入国で必要
タンザニア:リスク国経由で必要(ナイロビ乗り継ぎでも求められることあり)
ナイジェリア:全渡航者に必要(日本からでも必要)
ガーナ  :全渡航者に必要
コンゴ共和国・コンゴ民主共和国(DRC):全渡航者に必要
アンゴラ :全渡航者に必要
チャド  :全渡航者に必要
コートジボワール:全渡航者に必要
カメルーン:全渡航者に必要
セネガル :リスク国からの入国者に必要(念のため持参推奨)
南スーダン:全渡航者に必要
スーダン :全渡航者に必要
赤道ギニア:全渡航者に必要
シエラレオネ:全渡航者に必要
マリ   :全渡航者に必要
中央アフリカ共和国:全渡航者に必要

 マラリア対策

サハラ以南の多くの地域ではマラリアの感染リスクがあります。
渡航前に医師から抗マラリア薬の処方を受けましょう。
虫除けスプレー(DEET配合)の使用、長袖・長ズボンの着用も効果的です。
宿泊施設では、殺虫剤処理済み蚊帳の使用が推奨されます。

 食事・水による感染症の予防

水道水は飲用不可です。必ずペットボトル入りのミネラルウォーターをご利用ください。
屋台などの生ものや加熱が不十分な食事には注意しましょう。
旅行者下痢症の備えとして、整腸剤や必要に応じた抗生物質を医師に相談のうえ携帯してください。

その他の注意すべき感染症

住血吸虫症:湖・川などの淡水に入らないこと。
HIV/AIDS :医療処置や衛生管理の不十分な場所での注意が必要です。
結核   :換気の悪い密集空間を避けましょう。
コレラ  :衛生的な水と食事の確保が重要です。
デング熱・ジカウイルス:蚊に刺されない対策(虫除け、長袖)を徹底しましょう。

アフリカは多言語の大陸で、約2,000以上の言語が話されています。多様な文化と言語の宝庫で、旅先でのコミュニケーションも旅の楽しみのひとつです。

1.公用語や共通語としてのヨーロッパ言語

多くの国では、植民地時代の影響でヨーロッパの言語が公用語や共通語として使われています。

英語:南アフリカ、ケニア、ナイジェリア、ガーナなどで広く通じます。
Hello!(ハロー!)

フランス語:西アフリカや中央アフリカ(セネガル、コートジボワール、コンゴ民主共和国など)で主に使われています。
Bonjour!(ボンジュール!/こんにちは)

ポルトガル語:アンゴラ、モザンビーク、ギニアビサウで話されます。
Olá!(オラー!/こんにちは)

アラビア語:北アフリカ(エジプト、モロッコ、アルジェリアなど)で一般的です。
As-salamu alaykum(アッサラーム・アライクム/こんにちは)

2.主要な先住民族の言語

地域ごとに伝統的な言語も豊富です。代表的なものを挙げると:

スワヒリ語:東アフリカ(ケニア、タンザニア、ウガンダ)で広く使われる共通語です。
Jambo!(ジャンボ!/こんにちは)

ズールー語・コーサ語:南アフリカの主要な民族言語です。
Sawubona!(サウボナ!/ズールー語)Molo!(モロ!/コーサ語)

ヨルバ語・ハウサ語・イボ語:ナイジェリアの三大民族の言語として使われています。
Bawo!(バウォ!/ヨルバ語)Sannu!(サンヌ!/ハウサ語)Ndewo!(ンデウォ!/イボ語)

アムハラ語:エチオピアの公用語です。
Selam!(セラム!/こんにちは)

ツワナ語(セツワナ語):ボツワナの公用語で、特徴的な「舌打ち音(クリック音)」を含む言語です。クリック音はアフリカ南部の独特な言語文化の一部で、ボツワナに行けばこの面白い言語体験ができます。
Dumela!(ドゥメラ!/こんにちは)

3.多言語社会

多くの現地の方は、伝統的な民族語に加え、英語やフランス語、さらに地域の共通語(スワヒリ語やハウサ語など)を話す多言語話者です。観光地では英語やフランス語が通じることが多く、安心して旅を楽しめます。

ツアー中の食事は、主に西洋料理や国際的なメニューが中心です。ビュッフェスタイルやコース料理で提供されることが多く、ホテルやロッジの中には自然の景色を楽しみながら食事ができる場所もあります。食事の時間も旅の大切な思い出の一つです。
基本的に飲み物は食事料金に含まれていません。特にアルコール類は別料金となることが多いです。ただし、南アフリカなどワインが有名な地域では、ワイン愛好家の方に地元産のワインを試していただくことをおすすめしています。
ツアー内容や場所によりますが、現地の伝統料理を楽しめる機会もあります。
興味がある方は、ツアー前にリクエストしていただければアレンジすることもできます。

アフリカの伝統料理について

アフリカは広大な大陸で、多様な文化と食文化があります。地域ごとに独自の食材や調理法があり、伝統料理はその土地の歴史や生活を色濃く反映しています。

1.地域ごとの特徴

北アフリカ(モロッコ、エジプト、チュニジアなど)

香辛料やハーブを多用し、クスクスやタジンといった料理が有名です。オリーブオイルやナッツもよく使われ、地中海料理に似た味わいが楽しめます。

西アフリカ(ナイジェリア、セネガル、ガーナなど)

ヤムイモやキャッサバを主食にし、ピーナッツソースやスパイシーなシチュー、魚介類を使った料理が多いです。ジョロフライス(スパイシーなトマトライス)は特に人気です。

東アフリカ(ケニア、タンザニア、ウガンダなど)

穀物や豆類を中心に、肉や野菜を使ったシンプルで素朴な料理が多いです。スワヒリ料理は香辛料が効いており、ココナッツミルクを使った料理もあります。

南アフリカ(南アフリカ共和国、ボツワナ、ナミビアなど)
バーベキュー文化が盛んで、肉料理が豊富です。ボツワナの「セソベ」(トウモロコシの粉を使ったお粥のような料理)や南アフリカの「ボボティ」(スパイス入りのミートローフ)などが代表的です。

2.代表的なアフリカの伝統料理

タジン(北アフリカ):香辛料と野菜、肉を煮込んだ料理。
ジョロフライス(西アフリカ):トマトとスパイスで炊いたスパイシーなライス。
ニャマチョマ(東アフリカ):炭火で焼いた肉料理。
セソベ(ボツワナ):トウモロコシ粉から作るお粥状の主食。
ボボティ(南アフリカ):スパイスを効かせたミートローフ。

アフリカの都市部では携帯電話やインターネットが一般的に利用可能で、Wi-Fiスポットも多くありますが、サファリや自然保護区では接続が不安定で限定的な場合が多いため、ロッジの公共エリアでのWi-Fi利用が主となります。
多くの国で現地プリペイドSIMカードが購入可能でスマートフォンで利用できます。
海外ローミングも利用できますが料金が高額になる場合があるため、現地SIM、eSIMの利用やローミングプランの事前確認をおすすめします。

多くの場合、現地にて日本円を直接現地通貨に両替することは難しいため、アメリカドルまたはユーロをご持参いただくことをおすすめいたします。現地通貨への両替の際には、50ドル札や100ドル札といった高額紙幣のほうが、小額紙幣よりも良いレートで両替できる場合が多くございます。特にアメリカドルに関しましては、2006年以降に発行された新しい紙幣をご用意ください。古い紙幣は偽札のリスクや取り扱いの難しさから両替を断られたり、レートが不利になることがございますので、あらかじめご了承ください。

都市部や観光地ではATMが利用できる場所も多いですが、現金が不足したり、機械の故障でカードが戻らないトラブルも多く報告されています。
そのため、ATMの利用はできるだけ控え、現地通貨の準備や両替をおすすめします。
どうしてもATMを使う場合は、予備のカードを用意し、トラブルに備えてください。

都市部や大きなホテル、レストラン、ショッピングモールではクレジットカードが広く利用可能です。特にVISAやMasterCardが主流ですが、一部ではAmerican ExpressやJCBが使える場所もあります。

地方や郊外の小さなお店、マーケット、屋台などでは現金のみの対応が多いため、ある程度の現金を持ち歩くことをおすすめします。

ATMも都市部を中心にありますが、現金の引き出し限度額が低かったり、現地のATMがカードを飲み込むトラブルも報告されています。また、ATMの故障や現金不足も発生しやすいため、計画的に現金を準備しておくと安心です。

クレジットカード利用の際は、カードの暗証番号(PIN)が必要な場合が多いため、事前に確認しておきましょう。

海外利用時の手数料や為替レートはカード会社によって異なるため、事前にカード会社に問い合わせておくと安心です。

アフリカでは、国や地域によって物価が大きく異なります。例えば、エジプトやモロッコは比較的安価で旅行できますが、南部アフリカ諸国は物価が高めです。

ツアーにご参加の場合、現地で必要となる費用は主に個人の飲食代、チップ、お土産やその他の個人的な購入品にかかる費用です。これらの費用は個人の使い方によって異なりますが、一般的な10日間の滞在であれば、お一人様あたり300~500米ドル程度を目安にご準備いただくと安心です。

アフリカのお土産と価格目安

マサイビーズアクセサリー(ケニア・タンザニア)
手作りのビーズネックレスやブレスレットなど。
価格:500〜3,000円程度

カラフルなカンガやキテンゲ布(東アフリカ)
伝統的な模様の布。スカーフやテーブルクロスに。
価格:1,000〜4,000円程度

ウッドカービング(アフリカ各地)
木彫りの動物や仮面の置物。
価格:1,500〜10,000円程度(サイズや細工により幅あり)

カカオ・コーヒー豆(西・東アフリカ)
高品質のカカオやコーヒーの豆。
価格:500〜2,000円程度(量による)

民族楽器(ジャンベドラムなど)
小型のジャンベやその他の伝統楽器。
価格:2,000〜8,000円程度

アフリカのスパイスセット(北アフリカなど)
クミン、ターメリックなどのミックススパイス。
価格:500〜2,000円程度

手織りバスケット(南アフリカ・西アフリカ)
色鮮やかな伝統工芸品のバスケット。
価格:1,000〜6,000円程度

チップの目安

サービス内容 目安のチップ金額
ホテルのポーター 1~2米ドル(荷物1つあたり)
ホテルのルームメイド 1~3米ドル/泊
レストラン 10~15%のサービス料が含まれていなければ、5~10%程度を目安に渡す
タクシー運転手 料金の10%程度、または1~2米ドル
サファリガイド 1日あたり10~20米ドル程度
ドライバー 1日あたり5~10米ドル程度

注意点

サービス料が請求書に含まれている場合は追加のチップは不要ですが、特に満足した場合は少額のチップを渡すと喜ばれます。
チップは現金で渡すのが一般的です。一般的に現地通貨か米ドルが好まれます。
観光地や都市部ではチップ文化が浸透していますが、地方では慣れていない場合もあるため、状況に応じて柔軟に対応してください。

通常、ビクトリアフォールズの水量が最も多いのは1月から8月までの期間で、特に4月から6月にかけてピークを迎えます。
ピーク期は滝の力強さを存分に体感でき、周辺を覆う霧に濡れることも多いです。ただし、水量が多すぎると霧が滝全体の景観を隠してしまうことがあります。滝の全景を見たい、写真に収めたい場合は、1月から3月または6月から8月の訪問がおすすめです。

ビクトリアフォールズを訪れる際は、かなり濡れることを覚悟し、レインコートなどの防水対策をしっかり準備しましょう。
また、非防水性のカメラガジェットは水しぶきから守るために、ビニール袋や専用保護袋などの防護グッズを持参すると安心です

「サファリ」という言葉の起源はアラビア語にあり、東アフリカで話されるスワヒリ語では「旅」を意味します。スワヒリ語を話す人々にとっては、近くの町へ行くことも「サファリ」と呼ばれ、狩りに出かけることも同様にそう表現されます。

19世紀にヨーロッパ人がこの言葉を英語に取り入れ、当初は主にライオンやアフリカゾウ、バッファロー、ヒョウ、サイといった「ビッグファイブ」と呼ばれる大型動物の狩猟を指す言葉として使われていました。

しかし今日では、「サファリ」という言葉は主にアフリカでの野生動物観察や自然体験の旅を意味し、自然とのふれあいを楽しむツアーとして広く認識されています。

「ビッグファイブ」とは、ライオン、ヒョウ、ゾウ、バッファロー、サイの5種類の動物を指し、アフリカのサファリで特に人気のある大型動物です。この呼称は、19世紀から20世紀初頭にかけてヨーロッパの狩猟者たちが使い始めたもので、彼らにとってこれらの動物は狩猟対象として最も危険で挑戦的な存在でした。そのため「ビッグファイブ」と呼ばれ、現在も広く定着しています。
アフリカのサファリでは、雨季と乾季の変化に合わせて動物たちが水や餌を求めて大きく移動します。
サファリのベストシーズンは雨季と乾季の移り変わりの時期とされますが、見たい動物の種類や場所によって適した時期は異なります。

乾季(ドライシーズン)

草が黄色く枯れ、木の葉も落ちるため動物の隠れる場所が少なくなり、鳥や小動物も観察しやすくなります。
水場が限られるため、動物は特定の場所に集まりやすくなり、動物の発見率が高まります。
乾季は特に有名な「グレート・マイグレーション(ヌーの大移動)」の時期と重なります。ケニアでは7月~9月、タンザニアでは12月~2月に見られます。

雨季(ウェットシーズン)

新芽が出て草木が青々と茂り、草食動物が餌を求めて増えます。
それに伴い、肉食動物も活発になり、動物たちの自然な狩りのシーンが見られることも。
また、多くの動物の出産期がこの時期にあたり、かわいい赤ちゃん動物を見ることができるのも雨季の魅力です。

見たい動物や体験したいシーンによって、訪問時期を選びましょう!

サファリでのおすすめカメラについて、以下のポイントを参考にしてください:

望遠性能が高いカメラ

サファリでは遠くにいる動物を撮影することが多いため、300mm以上の望遠レンズがあるカメラがおすすめです。ズームレンズをつけた一眼レフ(DSLR)やミラーレスカメラが人気です。

軽量で持ち運びやすいモデル

長時間の移動や撮影があるため、あまり重くないカメラやレンズを選ぶと疲れにくく快適です。

連写機能が充実しているもの
動物の一瞬の動きを逃さず撮るために、連写性能が高いカメラが役立ちます。

耐候性や防塵・防滴性能

サファリでは埃や雨が気になる場所もあるため、耐候性があるカメラが安心です。

バッテリーの持ちが良いこと
充電環境が限られる場合が多いため、バッテリーの持ちが良いモデルや予備バッテリーを用意しましょう。

おすすめ例

Canon EOS RシリーズやNikon Zシリーズ(ミラーレス)

Canon EOS 90DやNikon D500(DSLR)

Sony α7シリーズ(フルサイズミラーレス)

さらに、三脚や一脚もあるとブレを抑えて撮影しやすくなります。サファリの自然や動物をしっかりと捉えるために、機材選びはじっくり検討してみてください。

サファリでは埃が非常に強いことがあります。埃対策としてスカーフやマフラーなどを持っておくととても便利です。
サファリ車は揺れが大きいこともあります。移動中はシートベルトをして、窓や天井に頭をぶつけないように注意してください。
カメラを座席に置く場合は、落としてしまわないよう十分注意してください。
また、埃がカメラやレンズに入ると故障の原因になるため、できるだけカメラを埃から守ることが重要です。ビニール袋や布でくるんだり、または専用のカメララップなどの保護用品も役立ちます。
さらに、サファリ中はカメラ・スマホの充電ができないため、バッテリー切れで貴重な瞬間を逃さないように予備バッテリーを持参することをおすすめします。

ラテンアメリカ諸国

2025年6月現在、日本人が観光目的で中南米(ラテンアメリカ)諸国を訪れる際にビザが必要な国は、以下の通りです。
キューバ(唯一の観光ビザ必須国)

ビザの種類:ツーリストカード(観光ビザ)
入手方法:事前に日本国内の大使館や旅行代理店、航空会社、または一部の空港で購入可能(30米ドル前後)
滞在可能期間:30日(現地で延長可)

備考:
入国時に海外旅行保険の証明が必要
米国からの渡航時は別の規定があるため要注意

ベネズエラ(ビザ必須)

日本の外務省は渡航延期を勧告しているため、観光旅行自体が非推奨です。
入国に際し、事前のビザ取得が必須(大使館での面接・書類提出あり)
一般の観光旅行では現在、実質的に渡航が困難です。お問合せください。

中南米は自然や文化が豊かな魅力的な地域ですが、安全への配慮は欠かせません。
「目立たない・油断しない・無理をしない」を心がけ、リスクを避けながら快適に旅を楽しみましょう。

渡航前に安全情報をチェック
渡航先の国や都市ごとに治安状況は異なります。外務省「海外安全ホームページ」や現地の大使館サイトで最新情報を確認しましょう。

現金は必要最小限に
スリやひったくりを防ぐため、多額の現金や高価な貴重品は持ち歩かないようにしましょう。お金は複数の場所に分けて管理すると安心です。

大都市では特に注意
リマ(ペルー)、リオデジャネイロ(ブラジル)、ボゴタ(コロンビア)など一部の大都市では、観光地周辺でも軽犯罪が起きることがあります。
人気のない道や夜間の外出は避けましょう。

荷物の管理を徹底
リュックサックよりも、身体の前に持てるショルダーバッグがおすすめ。レストランなどでも椅子の背にかけっぱなしにせず、常に目の届くところに置きましょう。

移動手段の選択も安全に
公共交通機関ではスリが多いため、信頼できるタクシーアプリ(Uberなど)を利用するのが安心です。

中南米の多くの国では、主にAタイプとBタイプの電源プラグが使われています。これは日本と同じタイプのプラグなので、日本の電化製品をそのまま使えることが多いです。

ただし、国によってはCタイプやIタイプのプラグが使われる場合もあるため、渡航先の具体的な情報を事前に確認することをおすすめします。

また、電圧は国によって異なり、主に110Vか220Vが使われています。日本の電化製品は100V対応のものが多いため、電圧が違う場合は変圧器が必要になることがあります。特にヘアドライヤーやアイロンなど消費電力の高い機器を使う場合は注意が必要です。

多くの中南米諸国では水道水は飲用に適していません。飲料用には市販のペットボトル入りの水を購入するのが安全です。歯磨きやうがいにも、可能であればミネラルウォーターの使用をおすすめします。
チリやコスタリカなど、一部の国では水道水が比較的安全とされていますが、それでも体質に合わないこともあるため、短期旅行者にはボトル水の利用が無難です。
レストランでは一般的に無料の水道水は提供されないことが多く、飲料水はミネラルウォーター(有料)を注文するスタイルです。注文時には「Agua sin gas(炭酸なし)」または「Agua con gas(炭酸入り)」と伝えるとよいでしょう。
氷は現地の水道水で作られていることがあるため、屋台やローカルレストランでは避けた方が安全です。
高級ホテルや観光向けレストランではろ過水を使っている場合もありますが、心配な場合は「氷なし(Sin hielo)」と注文してください。

滞在中は念のため整腸剤や下痢止め、常備薬を持参すると安心です。また、水や食材によるトラブルを防ぐため、未開封のボトル飲料・加熱調理済みの食品を選ぶのがポイントです。

中南米(中南米諸国)を旅行する日本人に対して、以下のワクチン接種が推奨されています。行き先の国や地域、旅行スタイル(都市部滞在か、自然・田舎の訪問か)によって推奨されるワクチンが異なりますので、出発の1か月以上前には渡航外来や医師に相談することをおすすめします。

中南米旅行で一般的に推奨される予防接種

黄熱病(Yellow Fever) アマゾン地域や標高の低い熱帯地域(ブラジル、ペルー、ボリビア、コロンビアなど)を訪れる場合は接種証明書(イエローカード)が必要または推奨。接種は10日前までに完了する必要があります。
A型肝炎 食べ物や水を介して感染。多くの中南米諸国でリスクがあるため、全体的に推奨される。
B型肝炎 血液や体液を介して感染。長期滞在、医療機関受診の可能性がある場合や、アウトドアアクティビティに参加する場合に推奨。
破傷風・ジフテリア・百日咳(Tdap) 怪我や感染のリスクに備えて、定期接種の確認と追加接種を推奨。
腸チフス(Typhoid) 食品・水から感染。衛生状況が十分でない地域を訪れる予定がある場合に推奨。特にストリートフードを試す予定がある場合。
狂犬病(Rabies) 野犬、野生動物との接触の可能性がある地域(特に農村部)や動物との距離が近いアクティビティ(動物保護施設訪問など)を予定している場合に推奨。

その他の感染症と予防

デング熱・チクングニア・ジカ熱 ワクチンはありません。蚊よけ対策(長袖、虫除けスプレー、蚊帳)が重要。特にジカウイルスは妊婦への影響があるため注意してください。
マラリア 一部のアマゾン流域や低地でリスクあり。薬の服用が必要な場合があります(医師と要相談)。

英語は一部の中南米諸国の観光地や都市部のホテル・空港・高級レストランなどでは通じることが多いですが、全体的にはあまり広くは通じません。

中南米の多くの国ではスペイン語(中米・南米のほとんど)ポルトガル語(主にブラジル)が公用語として話されています。
ローカルのレストランや市場、タクシー・バスなど公共交通機関、地方都市・田舎の商店や病院では英語は通じないと思った方がいいでしょう。
スマホに翻訳アプリ(Google翻訳など)をダウンロードしたり、よく使うフレーズ(「水が欲しい」「トイレはどこですか?」など)をスペイン語やポルトガル語でメモしておくと役に立ちます。

中南米の都市部では、多くのホテルやカフェ、レストランで無料Wi-Fiが利用できます。ただし、接続速度や安定性は場所によって異なり、公共Wi-Fiはセキュリティ面で注意が必要です。

地方や観光地、郊外ではWi-Fiが利用できないことも多く、スマートフォンのモバイルデータ通信が頼りになります。現地のSIMカードを購入すれば、比較的安価にインターネット接続が可能です。ただし、一部の国や地域では通信状況が不安定なこともあります。

海外ローミングを利用する場合は、料金が高額になることが多いので、事前にプランを確認するか、現地SIMの利用をおすすめします。

旅行前に必要に応じてポケットWi-Fiのレンタルも検討すると安心です。

国ごとに異なる通貨が使われています。以下は主な国と通貨の一例です:

メキシコ:メキシコ・ペソ(MXN)
ブラジル:ブラジル・レアル(BRL)
ペルー:ソル(PEN)
アルゼンチン:アルゼンチン・ペソ(ARS)
チリ:チリ・ペソ(CLP)
エクアドル:米ドル(USD)
パナマ:バルボア(PAB)と米ドル(USD)
コロンビア:コロンビア・ペソ(COP)
日本円を直接両替できる国は少ないため、米ドルに両替して持参するのがおすすめです。特にエクアドルやパナマではそのまま米ドルが使えます。

多くの国でATMから現地通貨を引き出すことができます。ただし、スキミング被害や高額な手数料に注意が必要です。信頼できる場所(空港、銀行内)での利用をおすすめします。

大都市や観光地では多くの場所でクレジットカード(VISA、MasterCard)が使えます。ただし、市場やローカルな飲食店では現金のみの場合も多いので、少額の現金を携帯すると便利です。

中南米では、国や地域によって物価が大きく異なります。例えば、メキシコやペルーは比較的手頃な価格で旅行できますが、アルゼンチンやブラジルの都市部は物価がやや高めです。

ツアーにご参加の場合、現地で必要となる費用は主に個人の飲食代、チップ、お土産やその他の個人的な購入品にかかる費用です。これらの費用は個人の使い方によって異なりますが、一般的な10日間の滞在であれば、お一人様あたり300~500米ドル程度を目安にご準備いただくと安心です。

中南米のお土産と価格目安

アルパカ製品(ペルー、ボリビア)
手織りのセーターやマフラー、手袋など。
価格:1,500〜7,000円程度

コーヒー豆(コロンビア、ブラジル)
高品質のアラビカ種コーヒー豆。
価格:800〜2,500円程度(量による)

カカオ製品(エクアドル、ペルー)
高品質のチョコレートやカカオ豆。
価格:1,000〜3,000円程度

民芸品・マスク(ボリビア、キューバ)
カラフルな木彫りや布製の伝統工芸品。
価格:1,500〜6,000円程度

塩(ウユニ)
価格:100〜300円程度200g

チップの目安

ホテルのポーター 1~2米ドル(荷物1つあたり)
ホテルのルームメイド 1~3米ドル/泊
レストラン 10~15%のサービス料が含まれていなければ、5~10%程度を目安に渡す
タクシー運転手 料金の10%程度、または1~2米ドル
ツアーガイド 1日あたり10~20米ドル程度
ドライバー 1日あたり5~10米ドル程度

注意点

サービス料が請求書に含まれている場合は追加のチップは不要ですが、特に満足した場合は少額のチップを渡すと喜ばれます。
チップは現金で渡すのが一般的で、現地通貨か米ドルが好まれます。
観光地や都市部ではチップ文化が浸透していますが、地方では慣れていない場合もあるため、状況に応じて柔軟に対応してください。

ペルーやボリビアの人気観光地は、多くが標高約3,000メートル以上の高地に位置しています。そのため到着時に、高山病の症状が出ることがあります。主な症状は、頭痛、食欲不振や吐き気、嘔吐、疲労感、倦怠感、睡眠障害、めまい、立ちくらみなどです。

高山病を予防するためのポイントは以下の通りです:

  • 普段よりゆっくり歩き、決して走らない。
  • こまめに水分補給をし、オレンジジュースやコカ・コーラなど糖分も摂る。
  • 熱いお風呂は避け、ぬるめのシャワーにする(熱いお風呂は心拍数を上げ、危険になることがある)。
  • 時々深呼吸をして脳に酸素を送る。
  • 食べ過ぎに注意する(消化に酸素が使われるため頭痛の原因になる)。

これらを心がけて、高地での旅を快適にお過ごしください。

ガラパゴス諸島への植物の種子や果物の持ち込みは禁止されています。空港や港での検査はそれほど厳しくなく、自己申告に頼ることが多いですが、種子や植物を絶対に持ち込まないようにご注意ください。たった一粒の種子でも島の生態系に大きな影響を与える可能性があり、その防止は一人ひとりの意識にかかっています。

また、ガラパゴスへの国内線では、預け荷物は23kgまで、手荷物は7kgまでに制限されています。これを超えると追加料金が発生するため、軽量でのパッキングをおすすめします。ダイビングクルーズに参加する場合は、荷物の重量制限は特に設けられていません。

中東諸国

中東地域の旅行でビザが必要かどうかは国や滞在目的、国籍によって異なりますが、日本人が観光目的で訪れる場合の一般的な状況をまとめました。
中東の主な国別ビザ情報(日本人観光客の場合)

国名 ビザの必要性 備考
アラブ首長国連邦 (UAE) 事前申請不要(入国時に無料ビザ取得可能) 30日間滞在可能
サウジアラビア 観光ビザはオンライン申請が必要 電子ビザ(eVisa)制度あり
カタール 入国時にビザ取得可能 30日間滞在可能
オマーン 観光ビザはオンライン申請が必要 電子ビザ制度あり
バーレーン 入国時にビザ取得可能 14〜30日間滞在可能
クウェート 観光ビザはオンライン申請が必要 電子ビザ制度あり
ヨルダン 到着時にビザ取得可能 観光ビザを空港で取得可能
レバノン 日本人は90日間ビザ不要 90日以内の観光はビザ不要
トルコ 電子ビザ申請が必要 90日以内の滞在で電子ビザ取得が簡単
イスラエル 日本人は90日間ビザ不要 90日以内の観光はビザ不要
イラン 観光ビザは大使館での申請が必要 事前取得必須
シリア ビザ発給は非常に制限されている 渡航注意

注意事項

ビザ免除国でも入国審査は厳しい場合があるため、パスポートの有効期限や帰国チケットの提示など、必要書類は忘れずに。
ビザのルールや滞在期間は予告なく変更される場合があるので、渡航前に必ず最新情報を大使館や公式サイトでご確認ください。
サウジアラビアやイランなどは観光ビザが比較的新しい制度のため、オンライン申請方法や要件が変わりやすいです。

ご旅行の際は、訪問予定国の最新のビザ情報を確認して、余裕をもって手続きを行うことをおすすめします。もし具体的な国についてもっと詳しく知りたい場合は教えてくださいね。

中東地域の治安状況は国や地域によって大きく異なります。アラブ首長国連邦(UAE)やカタール、オマーン、ヨルダン、イスラエルなどは観光インフラが整っており、比較的治安も安定していて旅行がしやすい国です。ただし、都市部と国境付近では状況が異なる場合があるため、旅行前には最新の情報確認が必須です。

一方で、イラク、シリア、イランなどは政治的・軍事的な不安定さがあるため、外務省などが渡航を控えるよう勧告している場合もあります。トルコやレバノンなどの一部地域も、状況によって注意が必要です。

いずれの国でも、イスラム文化に配慮した服装や公共の場でのマナーを守ることが大切です。また、夜間の外出や単独行動、宗教施設や軍事施設、政府関連施設の撮影、SNSへの無断投稿などを避け、政治や宗教に関する話題は控えるなど、基本的な安全対策を心がけることで、安心して旅行を楽しめます。

旅行前には、外務省「海外安全ホームページ」や在外公館の情報を必ず確認し、最新の治安情報に基づいた行動を心がけてください。

中東諸国では国ごとに使用されている電源プラグの種類や電圧が異なるため、旅行前に確認と準備が必要です。
日本のプラグ(A型)はそのまま使えない国が多いため、変換プラグ(特にBF型、C型、G型など)の持参が推奨されます。

日本の電化製品は一般的に100V対応のため、220~240Vの国では変圧器が必要になる場合があります。
スマートフォンやカメラの充電器などは「100~240V対応」のものが多く、変圧器なしで使える場合が多いです。事前に製品の仕様をご確認ください。

中東では国によって水質やインフラ事情が異なるため、水道水の飲用可否も地域によって大きく異なります。以下を参考に、安全に飲料水を確保しましょう。

■ 水道水が飲める国(ただし注意は必要)

イスラエル、UAE(ドバイ・アブダビ)、カタールなど
→ 基本的に水道水は安全とされていますが、旅行者にはボトル入り飲料水の使用が推奨されます。水道管の老朽化や貯水タンクの衛生状態にばらつきがあるためです。

■ 水道水が飲めない(飲まない方が良い)国

ヨルダン、エジプト、イラン、トルコの一部地域、レバノンなど
→ 水道水は煮沸・濾過が必要な場合があります。旅行者は必ずミネラルウォーターを購入して飲用してください。

| ワクチン名 | 理由・備考
| A型肝炎 | 汚染された水や食品を介して感染する可能性があり、多くの中東諸国ではリスクがあるため推奨されます。
| B型肝炎 | 医療行為や他人との接触で感染の可能性があり、長期滞在や医療支援、現地との密な交流がある場合は接種を推奨。
| 破傷風・ジフテリア・百日咳(Tdap)| 外傷時に感染するリスクがあるため、10年以上ブースターを受けていない場合は接種が望ましい。
| 麻疹・風疹・おたふくかぜ(MMR)| 一部の地域で流行が報告されているため、特に未接種者や過去に罹患していない人には推奨されます。
| 腸チフス | 現地の衛生状態によっては食事や水から感染するリスクがあるため、長期滞在や地方への訪問時に推奨。
| 狂犬病    | 動物に接触する可能性がある場合や僻地に行く予定がある場合は、予防接種が望ましい。特にペットが放し飼いにされている地域では注意。
| 髄膜炎菌(メッカ巡礼時など)  | サウジアラビアのメッカ巡礼(ハッジ・ウムラ)では、髄膜炎菌ワクチンの接種証明が義務づけられています。
| 新型コロナウイルス(COVID-19)| 一部の国ではワクチン接種証明書の提示が求められる場合があります。最新情報を要確認。

注意事項
渡航前の1〜2か月前にはワクチン接種の準備を始めるのが理想的です。
訪問国の最新情報は、日本の外務省「海外安全ホームページ」や厚生労働省の「検疫所(FORTH)」、各国大使館の情報を参考にしてください。

中東は多様な文化と民族が共存する地域であり、使用される言語も国によって異なります。以下に主な言語と英語の通用度についてまとめました。

■ 主に話されている言語
アラブ諸国(UAE、ヨルダン、エジプトなど):アラビア語(広く使用される)
トルコ :トルコ語
イラン :ペルシャ語(ファールシ語)
イスラエル:ヘブライ語、アラビア語(両方が公用語)
クルド人地域(イラク北部など):クルド語

主要都市や観光地では英語がよく通じます。ホテル、レストラン、空港、観光施設では英語対応が一般的です。
英語教育が進んでいる国も多く、若い世代やビジネスマンは日常会話レベルの英語を話せることが多いです。
地方や高齢者層では英語があまり通じないこともあるため、簡単なアラビア語の挨拶や表現を覚えておくと安心です。

中東では国ごとに異なる通貨が使用されています。代表的な通貨は以下のとおりです:
| 国名 | 通貨名 | 通貨コード
| アラブ首長国連邦 | ディルハム | AED
| トルコ | リラ | TRY
| イスラエル    | ニューシェケル | ILS
| サウジアラビア  | リヤル | SAR
| カタール     | リヤル | QAR
| ヨルダン | ディナール | JOD
| オマーン | リアル | OMR
| イラン | リアル | IRR(※制裁の影響で取り扱い注意)

多くの国でATMは広く設置されており、国際ブランド付きのクレジットカードやデビットカード(VISA、MasterCard)で現地通貨の引き出しが可能です。

注意点

機械のトラブルや通信障害により、カードが吸い込まれて戻らないケースも報告されています。できるだけ営業時間内に銀行併設ATMを利用するのがおすすめです。
スーク(市場)や地方都市などではATMが少ないこともあるので、早めの引き出しとある程度の現金携帯を心がけましょう。

都市部や観光地では広く利用可能です。特に大都市(ドバイ、イスタンブール、エルサレム、リヤドなど)では、ホテル・高級レストラン・ショッピングモール・空港などでVISAやMasterCardが一般的に使えます。

注意点:
カードブランドの制限:American ExpressやJCBは一部の地域や店舗では利用できないことがあります。
チップや小額支払いは現金が必要な場合が多いため、少額の現地通貨を用意しておきましょう。
ATMでのキャッシングは可能ですが、現地銀行によっては手数料が高い場合もあります。利用前に確認しましょう。
インターネット接続が不安定な地域ではカードが使えないこともあるため、念のため現金を持っておくと安心です。

アフリカでは、国や地域によって物価が大きく異なります。例えば、エジプトやモロッコは比較的安価で旅行できますが、南部アフリカ諸国は物価が高めです。

ツアーにご参加の場合、現地で必要となる費用は主に個人の飲食代、チップ、お土産やその他の個人的な購入品にかかる費用です。これらの費用は個人の使い方によって異なりますが、一般的な10日間の滞在であれば、お一人様あたり300~500米ドル程度を目安にご準備いただくと安心です。

中東のお土産と価格目安

パレスチナ刺繍雑貨(ヨルダン・パレスチナ)
手縫いで仕上げられた伝統的な刺繍のポーチ、ストール、テーブルランナーなど。柄や色使いに民族的な味わいがある。
価格:1,000〜5,000円程度

アラビックコーヒーセット(UAE・オマーン)
真鍮や銅でできた「ダッラー」と呼ばれるコーヒーポットと、小さなカップのセット。お土産としても人気。
価格:2,000〜6,000円程度

バクラヴァやデーツ(トルコ・湾岸諸国)
ナッツ入りの甘い焼き菓子「バクラヴァ」や、高品質のナツメヤシ(デーツ)は定番のスイーツ土産。
価格:1,000〜4,000円程度(詰め合わせによる)

アルガンオイル製品(モロッコ)
美容や健康に効果があるとされる天然オイル。スキンケアやヘアケア用のボトルが人気。
価格:2,000〜5,000円程度

アラビアン香水(ドバイ・カタール)
アルコールフリーで香りが長持ちする中東の伝統香水。瓶のデザインも華やかでお土産にぴったり。
価格:3,000〜10,000円程度

モザイクランプ・陶器(トルコ)
色とりどりのガラスを使ったモザイクランプや、伝統模様の陶器皿はお部屋のアクセントにも。
価格:2,000〜8,000円程度

スパイスセット(中東全域)
クミン、コリアンダー、サフラン、ザアタルなどの中東料理で使われるスパイスの詰め合わせ。
価格:500〜2,000円程度

カフィーヤ(ヨルダン・パレスチナ)
伝統的な格子柄のスカーフで、赤・白・黒などさまざまなバリエーションがある。
価格:1,500〜3,500円程度

ミニ水タバコ(シーシャ)(エジプト・UAE)
装飾が施された小型の水タバコ(シーシャ)は、観賞用としても人気。
価格:2,000〜5,000円程度

アンティーク風ジュエリー(トルコ・レバノン)
ガラスや金属を使った手作りアクセサリー。中東らしい装飾が魅力。
価格:1,000〜4,000円程度

チップの目安

ホテルのポーター 1~2米ドル(荷物1つあたり)
ホテルのルームメイド 1~3米ドル/泊
レストラン 10~15%のサービス料が含まれていなければ、5~10%程度を目安に渡す
タクシー運転手 料金の10%程度、または1~2米ドル
サファリガイド 1日あたり10~20米ドル程度
ドライバー 1日あたり5~10米ドル程度

注意点

サービス料が請求書に含まれている場合は追加のチップは不要ですが、特に満足した場合は少額のチップを渡すと喜ばれます。
チップは現金で渡すのが一般的です。一般的に現地通貨か米ドルが好まれます。
観光地や都市部ではチップ文化が浸透していますが、地方では慣れていない場合もあるため、状況に応じて柔軟に対応してください。

一部の国(例:サウジアラビア、クウェートなど)では、チップの習慣が少ない場所もあるため、事前に現地事情を確認することをおすすめします。

中東の気候は主に乾燥した砂漠気候が多く、年間を通して日中は非常に暑く、夜間は涼しくなる地域が多いです。夏は特に高温となり、気温が40度を超えることも珍しくありません。

地域ごとの特徴

夏季(6月〜9月):非常に暑く、特にペルシャ湾沿岸の都市(ドバイ、アブダビなど)は湿度も高いため、体感温度がさらに上がります。
冬季(12月〜2月):比較的涼しく、砂漠地帯では朝晩はかなり冷え込むこともあります。ヨルダンやレバノンの山岳地帯では冬季に雪が降ることもあります。
春と秋:過ごしやすい気候で観光のベストシーズンとされますが、地域によっては砂嵐が発生しやすい時期でもあります。

注意点

乾燥が激しいため、こまめな水分補給や日焼け対策が必要です。
夏の暑さは特に強烈なので、屋外活動の際は熱中症対策をしっかり行いましょう。

中東旅行の際にあると便利なもの

スカーフやショール(宗教施設訪問時の服装調整や日よけに便利)
水分補給用ボトル
小型の携帯扇風機(夏季の暑さ対策)
虫除けスプレー(特に郊外や夜間に)
カメラ・スマホ用防水ケース(砂嵐やほこり対策)

注意点

過度に露出の多い服装は避けることがマナーです。特に宗教的な場所や保守的な地域では注意しましょう。
荷物は軽めにまとめ、空港や移動の際の負担を減らすのがおすすめです。

基本的なドレスコード(男女共通)

肌の露出を避ける服装が基本です → ノースリーブ、ショートパンツ、ミニスカート、深い胸元の服などは避けましょう。
ゆったりとした服装が好まれます(体のラインが出にくいもの)
宗教施設訪問時は特に厳格です。モスクや教会などを訪れる際は、さらに慎重に。

■ 女性の服装のポイント
肩と膝が隠れる服(半袖シャツ+ロングスカートやパンツ)
スカーフやショールを携帯しておくと便利です。 → モスクや礼拝所で頭部を覆う必要があります。
国によってはアバヤ(黒いローブ)の着用が義務付けられている場合もあります(例:サウジアラビアの一部地域)

■ 男性の服装のポイント
タンクトップやハーフパンツは避け、襟付きのシャツや長ズボンが無難です。
宗教施設や高級レストランでは、ジャケットや長袖シャツを着用する場面もあります。

現地の人々の服装を参考にしながら、「目立ちすぎず、敬意を払う」ことが大切です。不安な場合は、ストールや羽織れる服を一枚持っておくと安心です。

中東地域での緊急医療対応は国によって体制が異なりますが、ほとんどの都市部では質の高い医療機関が整備されており、適切に対応できます。

緊急時にまずやるべきこと

滞在先のフロントやツアーガイドに連絡
→ 現地事情に詳しく、適切な病院への案内や通訳支援が受けられる場合があります。

救急番号に電話する(各国の番号は異なる)
例:
UAE(ドバイ等):999(警察)/998(救急)
トルコ:112
ヨルダン:911
イスラエル:101

海外旅行保険に加入している場合は、保険会社の緊急サポート窓口に連絡
→ キャッシュレスで受診できる提携病院を案内してくれることが多いです。

■ 医療事情と注意点

都市部(ドバイ、ドーハ、アンマンなど)では国際基準の病院が多数あり、英語が通じる医師も多く在籍しています。
地方部では医療水準に差があり、英語が通じない場合もあるため、通訳アプリや現地スタッフの助けが必要になることも。
救急車は必ずしも迅速ではない場合もあるので、タクシーで病院に向かった方が早いこともあります。

中東旅行では、宗教や文化の違いから、現地の習慣やマナーを尊重することがとても重要です。以下に、旅行者が特に気をつけたい主なポイントをまとめます。

■ 宗教・文化に関する習慣とマナー
1. ラマダン期間中の配慮

イスラム教の断食月「ラマダン」中(年によって時期が変わります)は、日中の飲食・喫煙は控えましょう(公共の場で)。
非ムスリムでも、人前での食事・飲み物はマナー違反とされる場合があります。
レストランは日没後に営業開始となることが多く、営業時間に注意。

2. モスク(イスラム教寺院)でのマナー

モスク見学時は、肌を露出しない服装(長袖・長ズボン/スカーフ着用)が求められます。
靴は脱いで入るのが基本。
礼拝中は静かに見学し、写真撮影は禁止されている場所もあります。

3. 男女の距離感

公共の場での男女の接触(手をつなぐ、ハグなど)は控えましょう。
一部の国では、カップルであってもスキンシップはNGとされることがあります。
同性同士での親密な態度も誤解を招く可能性があるため注意。

■ コミュニケーションの注意点
4. 左手は不浄とされる

食事や握手は右手で行うのがマナー。

左手で物を渡すのは避けましょう。

5. 写真撮影の許可をとる

特に女性や宗教施設、軍関係の施設を撮る場合は要注意。
勝手に撮影するとトラブルになることも。必ず許可をとってから撮影を。

■ 服装の配慮

女性は特に露出を控えた服装(肩や膝が隠れるもの)が求められます。
男性もタンクトップや短パンは避けるのが無難。
国や地域(例:サウジアラビア vs. トルコ)によって服装マナーの厳しさは異なります。

■ 公共の場でのふるまい

公共の場での大声、怒りの表現、軽率な発言は避けましょう。
政治・宗教に関する話題に触れない方が無難です。
アルコールの扱いは国によって異なります(販売・飲酒が禁止されている国もあり)。

中東では、モスクや教会など多くの宗教的施設が観光客にも公開されており、異なる宗教や文化を体感できる貴重な場所となっています。ただし、こうした宗教施設を訪れる際には、現地の宗教的慣習やマナーを尊重し、ルールに従うことがとても大切です。

たとえば、アラブ首長国連邦(UAE)の「シェイク・ザーイド・グランドモスク」やトルコの「ブルーモスク」「アヤソフィア」、ヨルダンの「ネボ山」や「マダバ」などは、非イスラム教徒や外国人にも広く開放されており、比較的自由に訪問が可能です。一方で、サウジアラビアのメッカやマディーナのように、イスラム教徒以外の立ち入りが一切認められていない宗教都市もあります。

訪問に際しては、服装に十分注意が必要です。女性は肌を露出しない長袖・長ズボンやロングスカートを着用し、スカーフで髪を覆う必要がある場合があります。男性も短パンなど露出の多い服装は避け、落ち着いた服装を心がけましょう。また、礼拝中の見学は制限される場合があるため、訪問時間にも配慮が必要です。靴を脱いで入るエリアや、写真撮影が禁止されている場所もあるので、施設の案内や指示に従うようにしましょう。

中東での挨拶は、国や文化、宗教により多少異なりますが、共通して「礼儀正しさ」と「敬意」が非常に重視されます。

■ 基本的な挨拶

アラビア語圏での定番挨拶:

「アッサラーム・アライクム」(السلام عليكم)=「あなたに平和がありますように」
→ 返答は「ワ・アライクム・サラーム」(وعليكم السلام)=「あなたにも平和を」

英語も通じる場所が多いため、「Hello」「Good morning」なども問題ありませんが、伝統的な挨拶を使うとより丁寧に受け取られます。

■ 握手・ボディランゲージ

男性同士は握手を交わすのが一般的ですが、ゆっくりとやさしく握るのが礼儀です(強く握らない)。
異性同士の握手は控えましょう。特にイスラム教徒の女性に対して、男性から手を差し出すのは失礼にあたることがあります。相手が手を差し出してきた場合のみ応じるようにしましょう。
敬意を表すために胸に手を当てる動作(握手の代わりとして)もよく使われます。

■ 名前の呼び方・敬称

ファーストネームの前に 「Mr.」「Mrs.」「Dr.」などの敬称を付けるのが基本。
アラブ諸国では「~さん」の代わりに「アブー(父)」「ウム(母)」の敬称が名前と一緒に使われることもあります。

■ 挨拶にかける時間

中東では、挨拶は短い形式的なものというよりも、安否を気遣う会話(例:「お元気ですか?」「ご家族はお元気ですか?」)が含まれるのが普通で、関係性を大切にする文化が表れています。

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日程やご予算が決まっていれば、あわせてお知らせいただければ、あなただけの特別な旅をご提案いたします。
ご質問やご相談だけでもお気軽にどうぞ。