
モロッコ
Africa
あなたの中を旅する国
モロッコの歴史は古く、何世紀にもわたって受け継がれてきた伝統王国である。ヨーロッパ、アフリカ、アラブの交差点など、さまざまな要素が融合して独自の文化を築いてきたモロッコには、人々が誇る9つの世界遺産がある。
地中海料理としてユネスコの無形文化遺産に登録されたモロッコ料理。モロッコのスパイス料理は外国人の大好物と言われている。なかでもタジン鍋は代表的だ。イスラム教国でありながら、フランス統治下でワイン造りが導入されたこともあり、メクネス産のワインは品揃えが豊富だ。

モロッコには魅力的な工芸品がたくさんある。ラグ、バブーシュ(サンダル)などの皮革製品、木製品、布地、金属細工のインテリア小物、アクセサリー、化石やサハラローズなどの鉱物、陶器、バラの香水、寄木細工などなど。様々なモロッコ製品の豊富さに驚くことだろう。市場(スーク)では値段が表示されていないので、値段交渉をしながら職人の買い物を楽しむのがモロッコ流。

美しい王国マグレブ。北アフリカのチュニジア、アルジェリアとともにマグレブと呼ばれる。マグレブ」とはアラビア語で「夕日」や「西」を意味する。

Highlights
モロッコには先史時代から人類が住んでおり、その歴史は30世紀にまで遡る。
ローマ帝国、ベルベル人、アラブの文明が交差する博物館では、エキゾチックで豪華な宝物を見ることができる。イスラム建築や遺跡、美しい手工芸品はモロッコでは必見で、絨毯や陶器、衣装、武器など無数の芸術作品に驚かされることだろう。モロッコといえばサハラ砂漠。黄金色に輝く砂漠では、ベルベル人が奏でる音楽に耳を傾け、満天の星空の下でテント泊ツアーを楽しもう。果てしなく続くサハラ砂漠では、ラクダがバランスをとる砂丘や黄昏時を散策してみよう。この旅の楽しみ方はモロッコだけのもの。
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サハラ砂漠周辺
サハラ砂漠の入り口に位置するオアシス都市。迷路のように果てしなく続くメディナ、色とりどりの雑貨が並ぶスーク。そしてメディナの中心にある「ジャマ・エル・フナ広場」なくしてマラケシュは語れない。昼間は静かな広場だが、日が暮れる頃には屋台がいっぱいになる。ストリートミュージシャンをはじめとする路上アーティストがショーを繰り広げ、観光や食事を楽しむ人たちで連日深夜まで賑わう。マラケシュでしか味わえない熱狂と独特の混沌とした雰囲気に驚かされる。この光景は2009年にユネスコの無形文化遺産にも登録されている。
メルズーガはサハラ砂漠の入り口に位置する小さな町。周辺のサハラ砂漠には「ラグジュアリーキャンプ」と呼ばれるキャンプ場が多く、ここでしかできない貴重な体験を求め、世界中からやってくる目の肥えた旅行者にも人気がある。
ワルザザートはモロッコ中央部、アトラス山脈南部に位置する街で、アトラス山脈から流れるドラア川の源流が潤すオアシス。近郊の町アイト・ベン・ハッドゥも見逃せない。空港があり、マラケシュからアトラス山脈を越えてサハラ砂漠に向かう道に面しているため、サハラ砂漠におけるモロッコ観光の玄関口となっている。
東部のエラキディアに通じる道は「カスバ・ケイド」と呼ばれ、見どころのひとつである。交通の便の良さと砂漠の絶景から、『ロレンス』や『スター・ウォーズ』、『007 in Arabia』などのロケ地としてもよく使われている。




サハラ砂漠の入り口に位置するオアシス都市。迷路のように果てしなく続くメディナ、色とりどりの雑貨が並ぶスーク。そしてメディナの中心にある「ジャマ・エル・フナ広場」なくしてマラケシュは語れない。昼間は静かな広場だが、日が暮れる頃には屋台がいっぱいになる。ストリートミュージシャンをはじめとする路上アーティストがショーを繰り広げ、観光や食事を楽しむ人たちで連日深夜まで賑わう。マラケシュでしか味わえない熱狂と独特の混沌とした雰囲気に驚かされる。この光景は2009年にユネスコの無形文化遺産にも登録されている。

メルズーガはサハラ砂漠の入り口に位置する小さな町。周辺のサハラ砂漠には「ラグジュアリーキャンプ」と呼ばれるキャンプ場が多く、ここでしかできない貴重な体験を求め、世界中からやってくる目の肥えた旅行者にも人気がある。

ワルザザートはモロッコ中央部、アトラス山脈南部に位置する街で、アトラス山脈から流れるドラア川の源流が潤すオアシス。近郊の町アイト・ベン・ハッドゥも見逃せない。空港があり、マラケシュからアトラス山脈を越えてサハラ砂漠に向かう道に面しているため、サハラ砂漠におけるモロッコ観光の玄関口となっている。
東部のエラキディアに通じる道は「カスバ・ケイド」と呼ばれ、見どころのひとつである。交通の便の良さと砂漠の絶景から、『ロレンス』や『スター・ウォーズ』、『007 in Arabia』などのロケ地としてもよく使われている。
北モロッコ
リフ山脈の麓にある小さな町、テトゥアン。城壁に囲まれたメディナ(旧市街)は世界遺産に登録されている。旧市街はスペインのアンダルシア地方から逃れてきた人々によってつくられたため、スペインとモロッコの文化が入り混じった独特のエキゾチックな環境となっている。
シェフシャウエンは山の中に現れる小さな町だ。青と白に塗られた家々が軒を連ね、街全体が青の世界に染まっている。迷路のような街を歩けば、神秘的な青の世界に魅了される。カスバや小さなメディナの見どころも見逃せない。街の博物館を訪れれば、古代の武器や織物などのコレクションを見ることができる。山々に囲まれ、魅力的なハイキングコースが多いことから、ハイカーの楽園とも呼ばれている。
モロッコで最初にイスラム王朝の首都として栄えた都市である。1000年以上前に造られた旧市街(メディナ)は、外敵を防ぐためにわざと迷路になったと言われている。一歩入れば迷路。土地勘のない人は本当に迷うが、迷うのもフェズの街の楽しみ方のひとつだ。




リフ山脈の麓にある小さな町、テトゥアン。城壁に囲まれたメディナ(旧市街)は世界遺産に登録されている。旧市街はスペインのアンダルシア地方から逃れてきた人々によってつくられたため、スペインとモロッコの文化が入り混じった独特のエキゾチックな環境となっている。

シェフシャウエンは山の中に現れる小さな町だ。青と白に塗られた家々が軒を連ね、街全体が青の世界に染まっている。迷路のような街を歩けば、神秘的な青の世界に魅了される。カスバや小さなメディナの見どころも見逃せない。街の博物館を訪れれば、古代の武器や織物などのコレクションを見ることができる。山々に囲まれ、魅力的なハイキングコースが多いことから、ハイカーの楽園とも呼ばれている。

モロッコで最初にイスラム王朝の首都として栄えた都市である。1000年以上前に造られた旧市街(メディナ)は、外敵を防ぐためにわざと迷路になったと言われている。一歩入れば迷路。土地勘のない人は本当に迷うが、迷うのもフェズの街の楽しみ方のひとつだ。
General
- Official Name
- モロッコ王国
- Official Languages
- アラビア語、フレッヒ
- Capital
- ラバト
- Religion
- イスラム教スンニ派
- Time Zone
- グリニッジ標準時プラス1時間
- Currency
- MAD(モロッコ・ディルハム)
-
モロッコの伝統的なスチームバス「ハマム」と、ハーブ、ローズウォーター、ガスールクレイ、オイルなどの伝統的な美容法が根付いています。モロッコ独自のミネラル豊富なガスールクレイ、ビタミンE豊富なアルガンオイル、保湿効果の高い香りのローズウォーターが抜群のリラックス効果をもたらします。モロッコ名物。
Weather
地中海に面した北部は温暖な地中海性気候。4000m級の山々が連なるアトラス山脈は多雨多雪。南部は砂漠気候。四季があるので、訪れる場所や季節に合わせて服装を準備しよう。
Seasons to travel
モロッコの春は3月に始まり、花が咲き始め、自然を楽しむ季節になる。
春 花の季節である。日中の気温は25度前後で、暑すぎず寒すぎず。この季節はモロッコでは雨季にあたるが、降水量は他の国に比べてかなり少ない。北部は気温が下がる。朝晩は気温が下がるので、羽織るものがあると安心だ。毎年5月から6月にかけてラマダンを迎える。ラマダンに合わせて休める店や外食が制限される。
夏は6月から8月まで。気温は都市部で30〜40度、砂漠では40度を超える。雨はほとんど降らず、強い暑さと日差しが続く。厳しい暑さが続くので半袖シャツがお勧めだが、イスラム教国なので露出の多い服装は避けること。また、毎年5月から6月はラマダンの年。観光客の水分補給は免除されるが、公共の場での飲食はかなり難しい。人目につかない場所でしっかり水分補給を。
9月下旬になると、日中の気温は25℃前後まで下がり、秋の気配を感じるようになる。朝晩は日中との寒暖差が10℃以上と非常に冷え込むので、羽織を1枚持っておくと安心だ。
秋は日差しがやわらかい。気温も暑すぎず寒すぎず、春と同じく一年で最も過ごしやすい季節といえる。
11月は雨が多い時期。上着や折り畳み傘などの雨具があると安心だ。朝や昼は冷え込むこともある。
気温がぐっと下がる冬。保温性の高い長袖やインナー、重ね着できるジャケットなどの防寒対策は欠かせない。12月は雨が多いので、雨具を用意しよう。
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